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項目コード:460
検査項目
JLAC10
LA(Latex agglutination immunoassay)
ラテックス凝集比濁法
抗原または抗体を吸着(結合)させたラテックス粒子を用いて抗原抗体反応を行い,抗原抗体反応による凝集の濁度を,光を照射させて透過率または光の散乱強度から測定する方法。
D015(01)
C反応性蛋白(CRP)
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
CRPは,肺炎球菌菌体のC多糖体と沈降反応を示す蛋白として見いだされた。CRPは免疫グロブリンIgMのように,5個のサブユニットが輪状に結合した分子量105,000の蛋白である。
炎症や癌などによる組織障害によって活性化された単球/マクロファージはインターロイキン6(IL-6),IL-1,TNFαなどを分泌し,分泌されたサイトカインによって,肝細胞におけるCRPをはじめとする急性相反応蛋白の産生を誘導し,血中濃度が上昇する。
炎症性疾患で鋭敏に上昇し,病態の改善後速やかに低下するため,病態の診断,予後の判定,治療効果の観察に役立つ。敗血症や肺炎などの細菌感染症では著しく上昇,ウイルス感染,悪性腫瘍,膠原病でも活動性の亢進時に上昇する。外傷や手術後は,48時間をピークに上昇し約5日でほぼ正常範囲に復するといわれている。CRPの高値がさらに持続する場合は,感染症の併発を考慮しなければならない。
ウィルス感染症(陰性~弱陽性), 強皮症, 心不全(陽性の場合はリウマチ熱再燃,血栓,梗塞,気管支感染の合併), 皮膚筋炎(初期を除く)
リウマチ熱, 悪性腫瘍(転移型), 肝膿傷, 関節リウマチ, 細菌感染症, 多発性動脈炎, 胆石症, 胆嚢炎, 肺結核
測定法文献
小林 咲絵,他:医学と薬学 78(1):81 ~ 89, 2021.
臨床意義文献
大谷 英樹:日本臨床 53-増-233~236 1995