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シアリルLex抗原 (CSLEX)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • シアリルLex抗原 (CSLEX)
    5D177-0000-023-023
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    3~9

    156
    ※5
    腫2
    EIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    8.0未満(U/mL)

備考

※1

診療報酬

D009(19),B001(03ロ)
シアリルLeX抗原(CSLEX),悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○

  • ア 「シアリルLeX抗原(CSLEX)」は、診療及び他の検査の結果から乳癌の患者であることが強く疑われる者に対して検査を行った場合に算定する。
    イ 「シアリルLeX抗原(CSLEX)」と「CA15-3」を併せて測定した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

シアリルLex抗原(CSLEX)は,1984年Fukushimaらにより胃癌細胞を免疫源として作製されたモノクローナル抗体(CSLEX-1)により認識される抗原であり,2型糖鎖抗原に属する。
各種癌細胞組織に出現し,また腎臓の近位尿細管,食道粘膜や腺などの正常組織にも存在する。
CSLEXは,進行乳癌,再発乳癌において,高い陽性率を示す。乳癌において
・ 原発性乳癌における陽性率が他マーカーと比較して高い
・ 良性乳腺疾患における擬陽性率が低い
・ 再発乳癌の陽性率が高い
・ 測定値の変動が治療効果判定と一致し、再発の早期発見および治療の向上に有用
・ 術後のモニタリングに有用
などの特徴がある。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

乳癌

参考文献

測定法文献
三嶋 芳樹 他:医学と薬学 29-5-1193~1200 1993
臨床意義文献
吉野 浩之:東女医大誌 63-9-1008~1024 1993

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