現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA
○ヒトパピローマウイルスDNA (ハイリスクグループ)
項目コード:3834
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
ヒトパピローマウイルスDNA (ハイリスクグループ)
5F101-1440-070-842
5F101-1440-085-842 -
下記参照
- V60
-
下記参照
- 4~6
-
347
※7
-
液相(核酸)ハイブリダイゼーション
液相(核酸)ハイブリダイゼーション
液相中でrRNAを遊離させ,化学発光物質で標識したDNAプローブを用いてハイブリダイゼーションを行い,ハイブリッドを分離剤に吸着させた後,化学発光により検出する方法。 - (-)
-
ヒトパピローマウイルスDNA (ハイリスクグループ)
備考
※1
検体量(mL) | 容器 | 保存 (安定性) | 実施料 判断料 |
---|---|---|---|
組織 250mg | V60 | (3ヵ月) | 347※7 |
患部ぬぐい液 | 347※7 |
診療報酬
D023(10)
HPV核酸検出
微生物学的検査判断料150点
- ア 「HPV核酸検出」及び「HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)」は、予め行われた細胞診の結果、ベセスダ分類上ASC-US(意義不明異型扁平上皮)と判定された患者又は過去に子宮頸部円錐切除若しくはレーザー照射治療を行った患者に対して行った場合に限り算定できる。なお、過去に子宮頸部円錐切除又はレーザー照射治療を行った患者以外の患者については、細胞診と同時に実施した場合は算定できない。
イ 「HPV核酸検出」と「HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)」を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。
容器
V60 旧容器記号 W3 専用容器6
(一般用)
ヒトパピローマウイルスDNA (ハイリスクグループ、ローリスクグループ)
内容:保存液
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から3年
(妊婦用)
ヒトパピローマウイルスDNA (ハイリスクグループ、ローリスクグループ)
内容:保存液
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から3年
[ ご注意 ]
検体採取時に無理な力がかかりますと、綿棒が折れる可能性がありますので、充分ご注意ください。
補足情報
臨床意義
HPVは、DNAの塩基配列の相同性により現在までに100種類以上に分類され、これらはその病理学的診断により、ハイリスク型、ローリスク型の2つのグループに大別することができる。また、近年、子宮頸癌の主なリスク因子がHPV DNAであることが明らかになっており、特に16、18型を主としたハイリスク型に分類されるHPV DNAは、子宮頸癌発生の予測因子として位置づけられている。従って、本検査によるハイリスク型HPV DNAの検出は有用である。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
子宮頸癌, 尖圭コンジローマ
参考文献
測定法文献
Clavel C et al:Diagnostic Molecular Pathology 9-3-145~150 2000
臨床意義文献
川名 尚:癌と化学療法 22-6-711~717 1995