現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA

項目コード:7414
検査項目
JLAC10
液相(核酸)ハイブリダイゼーション
液相中でrRNAを遊離させ、化学発光物質で標識したDNAプローブを用いてハイブリダイゼーションを行い、ハイブリッドを分離剤に吸着させた後、化学発光により検出する方法。
検査項目 | 材料 | 容器 |
---|---|---|
ヒトパピローマウイルスDNA(ハイリスクグループ)(LBC)
|
子宮頸部
|
キャップ | 保存 | 所要 |
---|---|---|
| 4~6 |
実施料 | 検査方法 | 基準値 |
---|---|---|
| 液相(核酸)ハイブリダイゼーション 液相(核酸)ハイブリダイゼーション | (-) |
※1
測定対象は16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68型です。ただし、型別の判定ではありません。細胞診検査(V41:ThinPrep容器)との同時依頼も可能ですが、その際、細胞診の所要日数が1~2日遅れます。
●材料
子宮頸部、腟内容、子宮腟部
D023(10)
HPV核酸検出
微生物学的検査判断料150点
内容:メタノール55%
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年6ヵ月
[ご注意]
妊婦より細胞を採取する場合は、安全性を考慮し、ブラシ、スパーテルなどの採取器具の使用は避け、綿棒を使用してください。
ただし、綿棒で検査に必要な細胞量を採取するために、採取前に別の綿棒で粘液を除去し、
採取に使用した綿棒を保存液中で充分にすすぎ、採取した細胞を洗い落としてください。
容器には綿棒の先端を残さないで ください。
また、綿棒では無理な力がかかりますと折れる可能性がありますので充分にご注意ください。
HPVは、DNAの塩基配列の相同性により現在までに100種類以上に分類され、これらはその病理学的診断により、ハイリスク型、ローリスク型の2つのグループに大別することができる。また、近年、子宮頸癌の主なリスク因子がHPV DNAであることが明らかになっており、特に16、18型を主としたハイリスク型に分類されるHPV DNAは、子宮頸癌発生の予測因子として位置づけられている。従って、本検査によるハイリスク型HPV DNAの検出は有用である。
子宮頸癌, 尖圭コンジローマ
測定法文献
Ko. V et al:Cancer Cytopathology 108(6):468~474, 2006.
臨床意義文献
石 和久,他:臨床検査 51(8):857~860, 2007.