現在のラボ:SRL Advanced Lab.FMA
○胃がんリスク層別化検査(ABC分類)〔LA〕
項目コード:4A15
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
胃がんリスク層別化検査(ABC分類)〔LA〕
3B347-0000-023-920 -
血清
1.0 -
S09
↓
A00 -
(21日)
- 3~5
-
ラテックス凝集比濁法
CLEIA - 下記参照
-
胃がんリスク層別化検査(ABC分類)〔LA〕
備考
※1
<ピロリ菌の除菌治療前>
ペプシノゲンとヘリコバクターピロリ抗体を実施し、それぞれの検査結果とABC分類をご報告いたします。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
胃がんリスク層別化検査 (ABC分類)〔LA〕 報告書
胃がんリスク層別化検査 (ABC分類)〔LA〕 の注意事項
以下の場合には、正しい結果が得られない可能性があります。
- 明らかな上部消化器症状のある方
- 上部消化管疾患治療中の方
- プロトンポンプ阻害剤服用中の方
- 胃切除をされた方
- 腎不全の方
- ピロリ菌の除菌治療を受けた方
臨床意義
胃がんの主な発症原因はピロリ菌感染であり、ピロリ菌の感染歴を調べるために、血液による抗ヘリコバクターピロリ抗体検査が広く用いられています。
これまで、ピロリ菌に現在感染している状態を“現感染”、感染していない状態を“未感染”と分けていますが、血液中のピロリ菌抗体検査において、未感染と現感染が混在する問題(陰性高値)がありました。
本検査は、上記の問題点を無視できると日本胃がん予知・診断・治療研究機構から推奨されている試薬を使用しており、より精度が高い検査です。
除菌対象となる現感染者を効率的に把握し、胃がん予防の一助としてご活用ください。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
胃がん、ヘリコバクターピロリ感染症
参考文献
測定法文献
乾 正幸,他:日本ヘリコバクター学会誌 19(1):33~42,2017.
臨床意義文献
三木 一正,他:胃がんリスク層別化検診(ABC検診):1~4,2019.