現在のラボ:札幌ミライラボ
○アンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)
項目コード:007002 / 0662
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
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アンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)
3B325-0000-023-271 -
血清
0.7 -
S09
↓
A00 -
- 2~5
-
136
※4
- 笠原法
- 8.3~21.4(U/L)
-
アンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)
備考
&1
EDTA血漿は測定不能となります。
診療報酬
D007(39)
アンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
ACEは生理的には,肺の血管内皮細胞によって産生・放出される血圧調節に関与している酵素である。アンギオテンシンⅠをアンギオテンシンⅡに変換するとともに,ブラジキニンを不活性化する。しかし,ACE値と血圧との間に関連性はない。血中ACE活性の病態生理学的意義については不明な点が多いが,種々の呼吸器疾患,肝,腎,甲状腺疾患,糖尿病などで変動することが知られる。ACE活性の測定は,主にサルコイドーシスの補助診断や治療効果の判定に用いられている。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
Crohn病, のう胞性線維症, 多発性骨髄腫, 肺癌, 肺結核, 慢性白血病, 慢性閉塞性肺疾患
上昇する疾患
Gaucher病, Lennetリンパ腫, Lymphangioleiomyomatosis, Osteoarthritis, サルコイドーシス, ベリリウム症, 珪肺症, 甲状腺機能亢進症, 腎不全, 糖尿病, 非定型抗酸菌症, 慢性肝炎(活動型), 癩病
参考文献
測定法文献
Kasahara Y et al:Clinical Chemistry 27-11-1922~1925 1981
臨床意義文献
三上 理一郎 他:日本医事新報 2903-23~30 1979