現在のラボ:札幌ミライラボ

項目コード:007002 / 0662
検査項目
JLAC10
&1
EDTA血漿は測定不能となります。
D007(39)
アンギオテンシンⅠ転換酵素(ACE)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

分離剤入り (真空採血量5mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から12ヵ月

分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から12ヵ月

ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ACEは生理的には、肺の血管内皮細胞によって産生・放出される血圧調節に関与している酵素である。アンギオテンシンⅠをアンギオテンシンⅡに変換するとともに、ブラジキニンを不活性化する。しかし、ACE値と血圧との間に関連性はない。血中ACE活性の病態生理学的意義については不明な点が多いが、種々の呼吸器疾患、肝、腎、甲状腺疾患、糖尿病などで変動することが知られる。ACE活性の測定は、主にサルコイドーシスの補助診断や治療効果の判定に用いられている。
Crohn病, のう胞性線維症, 多発性骨髄腫, 肺癌, 肺結核, 慢性白血病, 慢性閉塞性肺疾患
Gaucher病, Lennetリンパ腫, Lymphangioleiomyomatosis, Osteoarthritis, サルコイドーシス, ベリリウム症, 珪肺症, 甲状腺機能亢進症, 腎不全, 糖尿病, 非定型抗酸菌症, 慢性肝炎(活動型), 癩病
測定法文献
Kasahara Y et al:Clinical Chemistry 27(11):1922~1925, 1981.
臨床意義文献
三上 理一郎,他:日本医事新報 2903:23~30, 1979.