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現在のラボ:札幌ミライラボ

VMA

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • VMA
    4E060-0000-004-204
    酸性蓄尿
    1.5
    U00
    冷蔵
    (28日)
    4~7
    90
    ※5
    HPLC

    HPLC(High performance liquid chromatography)
    高速液体クロマトグラフィー
    移動相に液体を用いる液体クロマトグラフィーで,高密度充填カラムと高圧ポンプを用いて高速かつ高精度に分離する方法。

    1.5~4.3(mg/day)

備考

&1
所定用量の専用蓄尿添加剤を入れた蓄尿瓶に尿を24時間蓄尿し,よく混和後必要量をご提出ください。酸性蓄尿されていないものはデータに影響が見られますので,必ず専用蓄尿添加剤を入れてください。

診療報酬

D008(04)
バニ-ルマンデル酸(VMA)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点

容器

臨床意義

VMAはアドレナリンおよびノルアドレナリンの最終代謝産物ですべて遊離型で尿中へ排泄される。HVAはドーパおよびドーパミンの最終代謝産物で血漿HVAの約60%は副腎皮質などの末梢臓器由来である。カテコールアミン産生腫瘍では,尿中VMA濃度が高値を示す。クロム親和性細胞腫,特に神経芽細胞腫で尿中HVAの排泄が著しく増加する。上気道感染症,リウマチ熱,骨髄炎などと誤診されやすい。ただし,正常範囲を示す場合もあるので,乳児期の神経芽細胞腫,6ヶ月検診時のマススクリーニングは,HVA,VMAを同時測定するのが望ましい。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

Shy-Drager 症候群, 家族性自律神経失調症

上昇する疾患

クッシング症候群, 褐色細胞腫, 原発性アルドステロン症, 甲状腺機能亢進症, 神経芽細胞腫, 糖尿病

参考文献

測定法文献
Gironi A et al:Clinical Chemistry 34-12-2504~2506 1988
臨床意義文献
三浦 史博 他:日本臨床 47-増上-1178~1181 1989

関連項目

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