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○凝固因子活性検査 第Ⅹ因子(F10)
項目コード:105803 / 0724
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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凝固因子活性検査 第Ⅹ因子(F10)
2B410-0000-022-311 -
血漿
0.4 -
PC2
↓
A00 -
(21日)
- 2~5
-
223
※3
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凝固時間法
凝固時間法
測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン,アクチン,塩化カルシウムを加え,凝固するまでの時間を測定する方法。 - 70~130(%)
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凝固因子活性検査 第Ⅹ因子(F10)
備考
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凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)
診療報酬
D006(29)
凝固因子(第Ⅱ因子、第Ⅴ因子、第Ⅶ因子、第Ⅷ因子、第Ⅸ因子、第Ⅹ因子、第ⅩⅠ因子、第ⅩⅡ因子、第ⅩⅢ因子)
血液学的検査判断料125点 □
容器
PC2 旧容器記号 K H2 11
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
凝固第Ⅹ因子は肝細胞で生成されるため,強度の肝実質障害のあるときには血漿Ⅹ因子活性は低下する。また,ビタミンKの欠乏が起きるとⅩ因子を含むビタミンK依存性凝固因子の全部が低下するが,この場合はビタミンK投与により約48時間以内にプロトロンビン時間が改善し,Ⅹ因子も正常化する.しかし肝実質障害の存在する場合には,改善はみられない。新生児では腸内細菌叢が未発達であり,細菌によるビタミンKの生成が不十分なためX因子活性は低値を示す。ときにその程度が過大になると,新生児出血症を発症し,消化管出血を伴うと新生児メレナとも呼ばれ,ビタミンKの投与が必要となる。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患-重症肝障害
肝癌, 肝硬変, 胆管閉塞
減少する疾患-腸疾患
腸管閉塞, 慢性腸炎
減少する疾患,病態
アミロイドーシス, 経口抗凝固薬(ワーファリン), 広域な抗生物質の長期連用, 新生児出血症(メレナ), 先天性第X因子欠乏症, 第Ⅹ因子抑制物質の獲得, 乳児脳内出血(ビタミンK不足の母乳による)
上昇する疾患
経口避妊薬内服時, 血液凝固亢進状態, 妊娠後期
参考文献
測定法文献
安達 眞二:Medical Technology 24-6-629~633 1996
臨床意義文献
高松 純樹:日本臨床 53-増-80~83 1995