現在のラボ:札幌ミライラボ
○抗ARS抗体
項目コード:604702 / 3578
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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抗ARS抗体
5G121-0000-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
(28日)
- 2~5
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190
※6
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ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 25.0未満 陰性
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抗ARS抗体
備考
&1
不活化(非働化)検体ではデータ影響を及ぼす場合がありますので避けてください。
診療報酬
D014(23)
抗ARS抗体
免疫学的検査判断料144点 ★
- 「抗ARS抗体」と「抗Jo-1抗体定性」、「抗Jo-1抗体半定量」又は「抗Jo-1抗体定量」を併せて実施した場合は主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
多発性筋炎・皮膚筋炎(PM/DM)は、筋力低下を主徴とする原因不明の炎症性疾患である。筋以外にも多彩な全身の臓器病変を合併することが多く、症状が筋肉及び内臓にとどまるものをPMそれに加えて皮膚症状をともなうものをDMと呼ぶ。PM/DMでは、多様な筋炎特異的自己抗体が現れるが、そのうち最も高頻度な自己抗体がアミノアシルtRNA合成酵素に対する自己抗体(抗ARS抗体)である。
抗ARS抗体陽性の患者は総じて「抗合成酵素症候群(anti-synthetase syndrome:ASS)」あるいは、「抗ARS抗体症候群」と呼ばれており、筋症状、レイノー現象、機械工の手などの症状を好発するほか、極めて高い確率で間質性肺炎を併発する。ステロイド反応性が良いが再燃しやすいといった共通した臨床的特徴が認められる。
異常値を示す病態・疾患
対象疾患
間質性肺炎(Interstitial Pneumonia:IP), 多発性筋炎(Polymyositis:PM), 皮膚筋炎(Dermatomyositis:DM)
参考文献
測定法文献
山田 祐介 他:リウマチ科 45(2):133~138,2011.
臨床意義文献
Ran Nakashima, et al.:PLOS ONE 9(1)e85062:1~7,2014.