現在のラボ:金沢ラボ

項目コード:105803
検査項目
JLAC10
凝固時間法
測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン、アクチン、塩化カルシウムを加え、凝固するまでの時間を測定する方法。
#1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し、転倒混和を5~6回繰り返した後、速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で、採血量が1.8mL以上の場合、(PC5)の容器をご利用ください。)
D006(29)
凝固因子(第Ⅱ因子、第Ⅴ因子、第Ⅶ因子、第Ⅷ因子、第Ⅸ因子、第Ⅹ因子、第ⅩⅠ因子、第ⅩⅡ因子、第ⅩⅢ因子)
血液学的検査判断料125点 □

3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)

ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
凝固第Ⅹ因子は肝細胞で生成されるため、強度の肝実質障害のあるときには血漿Ⅹ因子活性は低下する。また、ビタミンKの欠乏が起きるとⅩ因子を含むビタミンK依存性凝固因子の全部が低下するが、この場合はビタミンK投与により約48時間以内にプロトロンビン時間が改善し、Ⅹ因子も正常化する。しかし肝実質障害の存在する場合には、改善はみられない。新生児では腸内細菌叢が未発達であり、細菌によるビタミンKの生成が不充分なためⅩ因子活性は低値を示す。ときにその程度が過大になると、新生児出血症を発症し、消化管出血を伴うと新生児メレナとも呼ばれ、ビタミンKの投与が必要となる。
肝癌、肝硬変、胆管閉塞
腸管閉塞、慢性腸炎
アミロイドーシス、経口抗凝固薬(ワーファリン)、広域な抗生物質の長期連用、新生児出血症(メレナ)、先天性第X因子欠乏症、第Ⅹ因子抑制物質の獲得、乳児脳内出血(ビタミンK不足の母乳による)
経口避妊薬内服時、血液凝固亢進状態、妊娠後期
測定法文献
安達 眞二:Medical Technology 24(6):629~633, 1996.
臨床意義文献
高松 純樹:日本臨牀 53(増刊号2):80~83, 1995.