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現在のラボ:金沢ラボ

SPan-1

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • SPan-1
    5D220-0000-023-006
    血清
    0.2
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4

    144
    ※5
    腫2
    RIA固相法(IRMA)

    IRMA(Immuno radio metric assay)
    免疫放射定量法
    RIAの1つで,固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,放射性同位元素(RI)で標識した抗体を抗原に2次反応させる方法。
    固相化抗体と標識抗体が抗原を挟む形で結合することから,サンドイッチ法とも呼ばれる。

    30以下(U/mL)

備考

#1

診療報酬

D009(15),B001(03ロ)
SPan-1,悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○

  • 「アポリポ蛋白A2(APOA2)アイソフォーム」と、「癌胎児性抗原(CEA)」、「DUPAN-2」又は「SPan-1」を併せて測定した場合は主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

ヒト膵癌細胞株SW1990を免疫抗原として作成されたモノクローナル抗体が認識する癌関連抗原で,高分子ムチン様蛋白質である。Span-1抗原は膵癌を中心に消化器癌に高頻度に存在するが正常膵,腎尿細管,胆管上皮,気管上皮にもわずかに存在する。意義として,膵癌および肝・胆道系癌で高い陽性率を示し,また良性疾患での陽性率が低いため膵癌との鑑別診断の指標に有用であり,治療効果のモニタリングとしても用いられる。各種疾患における陽性率はCA-50と類似しており,良性肝疾患に対する偽陽性率はCA19-9よりも高い。慢性膵炎での偽陽性率は低い。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

肝癌, 胆道系疾患, 膵癌

参考文献

測定法文献
梅山 馨 他:膵臓 3-4-528~539 1988
臨床意義文献
鄭 容錫 他:クリニカ 16-4-251~256 1989

関連項目

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