現在のラボ:金沢ラボ
- TOP
- 内分泌学的検査
- 視床下部・下垂体ホルモン
- 抗利尿ホルモン(AVP)
現在のラボ:金沢ラボ
○抗利尿ホルモン(AVP)
項目コード:240103
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
抗利尿ホルモン(AVP)
4A070-0000-022-001 -
血漿
1.5 -
PN7
↓
A00 -
- 5~7
-
224
※5
-
RIA2抗体法
RIA(Radio immunoassay)
放射性免疫測定法
抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。 -
水制限 4.0以下
自由飲水 2.8以下(pg/mL)
-
抗利尿ホルモン(AVP)
備考
#1
採血後,速やかに血漿分離してください。溶血でのご依頼は避けてください。
下図の容器に採血し,速やかによく混和させ,低温(4℃)で血漿分離してください。
血漿は必ず凍結保存してください。
診療報酬
D008(47)
抗利尿ホルモン(ADH)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △
容器
PN7 旧容器記号 A 4
EDTA-2Na入り (真空採血量7mL)
内容:EDTA-2Na 10.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
脱水・浮腫・多尿・多飲といった水代謝異常、あるいは高Na血症・低Na血症といったNa代謝異常時に、AVPの分泌異常の関与を明らかにするために測定する。特にAVPの分泌不全は中枢性尿崩症を生じ、過剰分泌はAVP分泌過剰症(syndrome of inappropriate secretion of ADH:SIADH)を生じる。
参考文献
測定法文献
田中 誠仁,他:医学と薬学 72(8):1379~1388,2015.
臨床意義文献
村瀬 孝司,大磯 ユタカ:日本臨床 68(増刊7):260~263,2010.