現在のラボ:金沢ラボ
- TOP
- Athena依頼検査
- 神経・筋疾患検査
- ミエリン随伴性糖蛋白 (MAG)自己抗体
現在のラボ:金沢ラボ
○ミエリン随伴性糖蛋白 (MAG)自己抗体
項目コード:347902
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
ミエリン随伴性糖蛋白 (MAG)自己抗体
5G800-0000-023-021 -
血清
2.0 -
S09
↓
A00 -
- 24~29
-
ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - SGPG(ELISA) 3200以下 MAG(ELISA) 1600以下(TITER)
-
備考
#Q
SGPG、MAGいずれかでも陽性の場合、ウエスタンブロット法にて検査結果を確定いたします。血清以外の材料は受託不可です。
海外委託検査依頼上の注意事項
1.検体保存は厳守してください。(特に-70℃保存検体は充分注意してください)
2.検体返却はできませんので、あらかじめご了承ください。
3.国内検査との依頼書および検体の重複は避けてください。
4.ご依頼は当社依頼書「欄外項目記入欄」に依頼項目コード、依頼項目名をご記入ください。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
神経系の糖抗原は,糖蛋白及び糖脂質として存在するが,これら糖抗原と反応する自己抗体は,ある種のニューロパシー,及び運動ニューロン疾患の発症に関係があるとされている。
MAG自己抗体は,硫酸化グルクロン酸と結合するオリゴ糖を認識する。このオリゴ糖は,MAG,Po糖蛋白及び2種のグリコスピンゴリピッド,SGPG(sulfated glucuronyl paragloboside)及びSGLPG(sulfated glucuronyl lactosaminyl paragloboside)に存在する。これらの複合糖質は,末梢神経のミエリンに高濃度に存在する。
MAG自己抗体は,感覚または感覚運動障害性の脱髄性末梢ニューロパシーの発症に関連すると報告されている。病歴または,電気生理学的所見から末梢ニューロパシーが疑われる場合に有用である。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
末梢ニューロパシー
参考文献
測定法文献
McGinnis S et al:Journal of Neuroimmunology 17-119~126 1988