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ミエリン随伴性糖蛋白 (MAG)自己抗体

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 海外委託
    ミエリン随伴性糖蛋白 (MAG)自己抗体
    血清
    2.0
    S09

    A00
    凍結
    24~29
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    SGPG(ELISA) 3200以下 MAG(ELISA) 1600以下(TITER)

備考

&Q
SGPG、MAGいずれかでも陽性の場合、ウエスタンブロット法にて検査結果を確定いたします。血清以外の材料は受託不可です。
海外委託検査依頼上の注意事項
1.検体保存は厳守してください。(特に-70℃保存検体は充分注意してください)
2.検体返却はできませんので、あらかじめご了承ください。
3.国内検査との依頼書および検体の重複は避けてください。
4.ご依頼は当社依頼書「欄外項目記入欄」に依頼項目コード、依頼項目名をご記入ください。

容器

臨床意義

神経系の糖抗原は,糖蛋白及び糖脂質として存在するが,これら糖抗原と反応する自己抗体は,ある種のニューロパシー,及び運動ニューロン疾患の発症に関係があるとされている。
MAG自己抗体は,硫酸化グルクロン酸と結合するオリゴ糖を認識する。このオリゴ糖は,MAG,Po糖蛋白及び2種のグリコスピンゴリピッド,SGPG(sulfated glucuronyl paragloboside)及びSGLPG(sulfated glucuronyl lactosaminyl paragloboside)に存在する。これらの複合糖質は,末梢神経のミエリンに高濃度に存在する。
MAG自己抗体は,感覚または感覚運動障害性の脱髄性末梢ニューロパシーの発症に関連すると報告されている。病歴または,電気生理学的所見から末梢ニューロパシーが疑われる場合に有用である。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

末梢ニューロパシー

参考文献

測定法文献
McGinnis S et al:Journal of Neuroimmunology 17-119~126 1988

関連項目

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