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現在のラボ:金沢ラボ

肺癌 PD-L1タンパク(IHC)SP263

  • 検査項目
    JLAC10

    提出材料
    検体量
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
  • 肺癌 PD-L1タンパク(IHC)SP263
    5D605-0000-075-666
    未染標本スライド
    未染標本スライド4枚
    Z10
    室温
    5~10

    2700
    ※8
    免疫組織化学染色法

備考

#1
肺癌 PD-L1タンパク(IHC)SP263の提出方法
1)癌細胞の有無が不明な場合もありますので、検査依頼時に病理診断書(コピー)の添付をお願いいたします。(ただし、当社で一般病理検査を実施している場合は不要です。)なお、諸事情により添付できない場合には、依頼書に病理診断名(組織型等)の他、臨床情報等可能な範囲での記載をお願いいたします。
2) 材料は肺癌(原発巣または転移巣)の未染標本スライド(ホルマリン固定パラフィンブロックから作製されたもの)となります。シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ、薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後、ご提出ください。
3)組織は4~5μmの厚さに薄切し、なるべく中央に貼りつけてください。
4)パラフィンブロックでご依頼の場合、未染標本スライド作製のため所要日数が遅れますので、営業員へご確認ください。
<検体の取り扱い方法>
シラン等のコーティングスライドをご使用のうえ、薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後、ご提出ください。組織は4 ~ 5μmの厚さに薄切し、なるべく中央に貼り付けてください。

診療報酬

N005-3
PD-L1タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製
病理判断料130点

  • 「PD-L1タンパク免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製」は、抗PD-1抗体抗悪性腫瘍剤又は抗PD-L1抗体抗悪性腫瘍剤の投与の適応を判断することを目的として、免疫染色(免疫抗体法)病理組織標本作製を行った場合に、当該抗悪性腫瘍剤の投与方針の決定までの間に1回を限度として算定する。

容器

補足情報

臨床意義

本来、身体に有害な病原体や癌などの異常細胞は、NK細胞やT細胞などの免疫細胞によって排除されています。しかし一部の癌細胞は自己防衛のためPD-L1という物質を発現し、T細胞が持つ免疫抑制もしくは停止スイッチのPD-1に結合し、免疫機能を阻害しています。そのため、PD-1とPD-L1の結合を阻害して、T細胞の細胞障害活性を回復させる免疫チェックポイント阻害剤が注目されています。
本項目は、非小細胞肺癌患者において、免疫チェックポイント阻害剤の一種であるデュルバルマブ(商品名:イミフィンジ®)の投与可否を判断するために用いられる検査です。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

非小細胞肺癌

参考文献

測定法文献
名倉 宏,他:渡辺・中根 酵素抗体法 改訂四版(学際企画):147~150, 2002.
臨床意義文献
Antonia SJ,et al:N Engl J Med 377(20):1919~1929,2017.

関連項目

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