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尿中P(無機リン)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 尿中P(無機リン)
    蓄尿
    3
    U00
    冷蔵
    1~2

    17
    ※4
    モリブデン酸直接法
    0.5~2.0(g/day)
その他の受託可能材料

診療報酬

D007(03)
無機リン及びリン酸
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

  • 「無機リン及びリン酸」については、両方を測定した場合も、いずれか一方のみを測定した場合も、同一の所定点数により算定する。

容器

臨床意義

細胞内無機リン(IP)の大部分は有機リン酸化合物として存在するが,血液中では大部分が無機リンである。通常,血中で測定するのは無機リンである。
高度の低リン血症は細胞内有機リン酸化合物の合成障害などをきたし,各種の細胞機能の障害をもたらし高度の高リン血症は異所性石灰化などをきたす。無機リンの代謝はCa調節ホルモンの影響を強く受けることから,血清Ca,血清PTH,腎尿細管機能(糖尿,アミノ酸尿),酸塩基平衡,あるいは血中ビタミンD代謝物などを併用することにより病態を把握できる。

参考文献

測定法文献
Drewes PA:Clinica Chimica Acta 39:81~88 1972.
臨床意義文献
小川 愛一郎 他:医学と薬学 22-2-321~328 1989

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