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尿中リゾチーム

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 尿中リゾチーム
    部分尿
    0.4
    U00
    冷蔵
    2~4
    比濁法
    0.1未満(μg/mL)
その他の受託可能材料

備考

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容器

臨床意義

リゾチームは,人の鼻汁,涙液,血清などの中に,ある種の細菌に対し溶菌現象を起す物質として発見された。リゾチームは,分子量14,062,アミノ酸129個からなるムコ多糖類を加水分解する酵素でそのほとんどが好中球,単球および組織マクロファージ由来(リソゾーム酵素の一つ)ある。リゾチームは,生体のほとんどあらゆる組織,体液あるいは分泌物中に存在し,抗菌・抗ウイルス作用,白血球貧食能増強作用,抗腫瘍および抗炎症作用などの生体防御機構への関与が考えられる。
意義として,単球性白血病などの血液疾患,尿細管障害などによる腎疾患(尿)や消化器疾患の診断に有用とされている。また,生体の細網内皮系機能や癌のマーカーとしての可能性も報告されている。

参考文献

測定法文献
北村 元仕:実践臨床化学 増補 432~436 1982
臨床意義文献
鎌倉 正英:日本臨床 53-増-361~364 1995

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