現在のラボ:杏和総合
○トリプシン
項目コード:573
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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トリプシン
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血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
-
189
※4
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ラテックス凝集比濁法
LA(Latex agglutination immunoassay)
ラテックス凝集比濁法
抗原または抗体を吸着(結合)させたラテックス粒子を用いて抗原抗体反応を行い,抗原抗体反応による凝集の濁度を,光を照射させて透過率または光の散乱強度から測定する方法。 - 210~570(ng/mL)
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トリプシン
備考
&1
診療報酬
D007(49)
トリプシン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
- 「トリプシノーゲン2(尿)」と、「アミラーゼ」、「リパーゼ」、「アミラーゼアイソザイム」、「トリプシン」又は「エラスターゼ1」を併せて実施した場合には、いずれか主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
膵臓には,カチオニックトリプシンと,アニオニックトリプシンおよびごく少量のメゾトリプシンが含まれている。血中トリプシンの主たるものはトリプシノーゲン(Tgn)であり,活性化されたトリプシンは,α2-マクログロブリン(α2-M)とトリプシン(T)の複合体(α2M-T)およびα1-アンチトリプシン(α1-A)との複合体(α1A-T)を形成し,トリプシン単独では血中には存在しない。又,血中にはほかに活性阻害物質(PSTI)や類似活性酵素も共存する為,酵素活性は特異的に測定できず,免疫活性で測定している。
血中トリプシンの測定は膵臓の炎症と腫瘍,膵管の閉塞,膵臓外分泌機能の残存量などの指標となり,膵臓疾患の診断,経過観察などに利用される。
異常値を示す病態・疾患
血中トリプシン値が上昇する疾患
急性肝炎, 急性膵炎, 慢性腎不全, 慢性膵炎初期の活動期及び再発時
血中トリプシン値が低下する疾患
インスリン依存性糖尿病, 慢性膵炎, 膵実質の破壊が進んでいる場合(膵線維症・膵石症)
参考文献
測定法文献
植田 進之介, 他:医学と薬学 77 (12):1659~1668, 2020.
臨床意義文献
宮谷 博幸,他:医学と薬学56(5):771~775,2006.