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メトトレキサート

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
    採血時刻
  • 緊急
    メトトレキサート
    血漿
    0.7
    PH5

    A00
    冷蔵
    (35日)
    2~4

    特
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後、酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ、化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    危険限界濃度
    24時間値 10以上
    48時間値 1以上
    72時間値 0.1以上
    (μmol/L)
    メトトレキサート・ロイコボリン救護療法時 24、48、72時間
その他の受託可能材料

備考

&1
メソトレキセート

●採血容器についての注意事項
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。

●採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。

下図の容器に採血し、よく混和させ、血漿分離してください。
血漿は冷蔵保存してください。

診療報酬

B001(02),B001(02ヲ)
特定薬剤治療管理料,メトトレキサート(悪性腫瘍)

  • 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

メトトレキサートは抗悪性腫瘍剤で白血病DNAおよびDNA合成に必要なジヒドロ葉酸還元酵素を阻害して腫瘍細胞の増殖を抑制する。また通常の投与量では薬効が期待できなかった骨肉腫、急性リンパ性白血病および悪性リンパ腫に対して、ロイコボリン救援療法を併用した大量療法では著明な効果が認められ、日常診療に採用されている。

参考文献

測定法文献
鈴木 瑛真,他:医療検査と自動化 50(1):16~21, 2025.
臨床意義文献
メソトレキセート錠2.5mg_インタビューフォーム

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