現在のラボ:杏和総合

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項目コード:1249
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
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凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
染色体検査のご提出について 検体は採取後,当日中にご提出ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
検体は採取後,当日中にご提出ください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
成人T細胞性白血病・リンパ腫(ATLL)では約40%にX染色体の消失に認められ,血液疾患ではX染色体の消失する最も多い疾患の一つとなっている。この数値はATLLに検出される3トリソミー、7トリソミーより多い。
t(8;21)(q22;q22.1)ANLL-M2の付加異常として、女性の30%以上でX染色体が消失するとされる。この場合不活性化されたX染色体が消失するとされている。
疾患とは無関係に加齢によってX染色体の数的異常を起こす場合もあり、腫瘍での単独異常の臨床的意義は低いが、X染色体の数的異常を起こした白血病のモニタリングに有用。
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
有山 武志 他:臨床血液 34-8-912~918 1993