現在のラボ:杏和総合

項目コード:
検査項目
JLAC10
酵素抗体法
目的とする抗原に対して,酵素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
酵素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して未標識の抗体を反応させた後,酵素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。
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材料は組織を10 ~ 20%ホルマリン固定液に24~ 48時間程度の固定をし,包埋したパラフィンブロックから作製された未染標本スライドとなります。標本は3 ~ 4μmの厚さに薄切し,シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ,薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後,ご提出ください。
N002(05)
CCR4タンパク
病理判断料130点
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
モガムリズマブ (遺伝子組換え) の適応を判断するための補助に用います。 疾病の診断や治療効果の確認を目的とした場合、有効性が確認されておりませんので、 そのような目的で使用しないでください。(試薬添付文書より)
CCR4陽性のATL(成人T細胞白血病リンパ腫)症例や、再発または難治性のCCR4陽性のPTCL(末梢性T細胞リンパ腫)およびCTCL(皮膚T細胞性リンパ腫)症例において、抗CCR4抗体「モガムリズマブ」の治療効果が示されており、治療に先立ちその発現を確認することは必要不可欠である。本検査は、CCR4タンパクを病理学的に検出し、モガムリズマブの適応可否を判定することにより、患者の個別化医療に寄与するものである。
皮膚T細胞性リンパ腫(CTCL), 抹消性T細胞リンパ腫(PTCL), 成人T細胞白血病(ATL)
測定法文献
名倉 宏,他:渡辺・中根 酵素抗体法 改訂四版(学際企画):147 ~ 150, 2002.
臨床意義文献
Tkashi Isida etal:Clinical cancer research 9(septenber23):3625~3634.2003