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オーム病クラミドフィラ(クラミジアシッタシ)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • オーム病クラミドフィラ(クラミジアシッタシ)
    速やかに遠心
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    4~6

    79
    ※6
    CF(補体結合反応)

    CF(Complement fixation)
    補体結合反応
    補体が抗原抗体複合体と結合することと溶血反応を引き起こすことを利用した方法。
    赤血球に溶血素を結合した感作赤血球は補体が結合すると溶血を起こすが、抗原抗体複合体が存在すると補体が消費され溶血が阻止されることから、溶血の程度から抗体の存在を判定する。

    4未満(倍)

備考

&E
下記参照(*CF)
*CF(補体結合反応):補体結合反応におきましては抗補体作用がみられ、測定不能になる場合がありますので、抗凝固剤を入れずに採血して速やかに血清分離し冷蔵保存してください。
出発希釈 4倍(髄液の測定も可能です。検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 1倍未満 出発希釈 1倍)

診療報酬

D012(11ネ)
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(オーム病クラミジア)
免疫学的検査判断料144点

  • ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) 下記をご参照ください。

容器

補足情報



臨床意義

クラミジアは従来Chlamydia trachomatisとC.psittaciの1属2種とされていたが、1989年にC.pneumoniaeが、また、1992年に反芻獣のクラミジアをC.pecorumとすることが提唱され、現在では1属4種となっている。
オウム病はC.psittaciによって起こる疾患で、鳥類ではオウム類、インコ、カナリアなどの愛玩鳥をはじめ、ハト、スズメ、カモメなどの野鳥、アヒル、シチメンチョウなど各種の感染鳥類からの直接接触、および鳥の排泄物や羽毛の中の菌の吸入により感染し、間質性肺炎を起こす。潜伏期間は7~14日で、悪寒、発熱、咽頭痛、倦怠感、頭痛を伴い発病する。インフルエンザ、マイコプラズマによる異型肺炎との鑑別診断が必要である。熱は39~40℃に達することもあり、高熱の割に徐脈、肺炎を合併、乾性咳嗽、多呼吸および呼吸障害、ときにバラ色の小発疹、心筋障害も合併する。X腺で浸潤陰影が認められるのが特徴とされている。
血清学的診断は急性期と回復期の血清を用いて同時測定し、急性期と回復期の抗体価が4倍以上を有意上昇と認め感染の有無を判断する。また免疫グロブリン別にFA法では測定が可能である。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

異型肺炎, 間質性肺炎, 心筋炎, 心内外膜炎

参考文献

測定法文献
北村 元仕,他:臨床検査マニュアル(文光堂):880~886, 1988.
臨床意義文献
金沢 裕:臨床と微生物 18(6):729~738, 1991.

関連項目

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