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現在のラボ:札幌ミライラボ

ウイルス同定

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ウイルス同定
    6B705-1410-064-748
    ※1参照
    V10
    冷蔵
    13~78
    標準抗血清による中和反応・免疫蛍光抗体法・赤血球凝集抑制反応

備考

&1
凍結保存は避けてください。分離,同定検査は以下の細胞を使用しています。PHfb(ヒト繊維芽細胞),HEp-2(ヒト喉頭癌細胞),Vero(ミドリザル腎細胞),MA104(アカ毛ザル腎細胞),RD-18S(ヒト横紋筋腫細胞),MDCK(イヌ腎細胞),B95a(マーモセットB細胞),AGMK(アフリカミドリザル腎細胞),A549(ヒト肺癌細胞),Caco-2(ヒト結腸腺癌細胞)
同時に複数検体をご依頼いただく場合は、所要日数が変動する場合がございます。予めご了承ください。

容器

補足情報

臨床意義

病原ウイルスの分離・同定は,ウイルス感染の実験室診断の本筋であり,検体中のウイルスが少量の場合でも,ウイルスが検出に用いられた宿主細胞内で増殖することによって増幅されるので,ウイルス直接検出法により感度が高い。しかし,検出対象は感染性のウイルスに限られ,また,未だに培養不能な一部のウイルスもある。
ウイルスの分離・同定には,対象であるウイルスが増殖しえる生きた宿主細胞が不可欠であり,多くのウイルスは細胞培養を用いて分離できるが,ウイルスによっては動物や発育鶏卵が必要である。ウイルスの型決め,疫学調査,特に伝播経路の追跡,抗原変異の調査にはウイルス分離・同定は欠かすことの出来ないものである。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

EBウイルスが否定された単核症, Ramsy-Hunt症候群, Reye症候群, インフルエンザA型・B型, クループ, ヘルペス性角結膜炎, ヘルペス性食道炎, 亜急性硬化性全脳炎(SSPE), 咽頭結膜熱, 運動麻痺(筋萎縮を伴う完全麻痺), 肝炎ウイルスが否定された肝炎, 気管支炎, 気道感染症, 口唇ヘルペス, 細気管支炎, 出血性膀胱炎, 上気道炎(普通感冒,咽頭炎,クループ), 新生児ヘルペス, 神経炎, 水痘, 性器ヘルペス, 精巣炎,膵臓炎, 脊髄炎, 先天性CMV感染症, 臓器移植後, 帯状疱疹, 中耳炎, 日和見感染, 脳炎, 脳脊髄炎, 肺炎・心筋炎・髄膜炎, 発疹症, 麻疹, 無菌性髄膜炎(非麻酔型ポリオ), 輸血ドナー検査, 輸血後感染症, 流行性角結膜炎, 流行性耳下腺炎, 流産,死産,奇形

参考文献

測定法文献
Hsiung GD:Diagnostic Virology An Illustrated Handbook 3~20 1973
臨床意義文献
松本 一郎:臨床とウイルス 15-増-71~80 1988

関連項目

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