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現在のラボ:杏和総合

C3

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • C3
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    70
    ※6
    免疫比濁法

    TIA(Turbidimetric immnoassay)
    免疫比濁法
    抗原抗体反応による混濁物に光を照射させ,透過率を測定する方法。

    86~160(mg/dL)

備考

&1

診療報酬

D015(08)
C3〔SRID法等〕
免疫学的検査判断料144点

容器

臨床意義

補体はCH50,C3,C4 などを同時に測定するのが望ましい.CH50が低値を示した場合にはC3,C4の低下のパターンにより,classical あるいは,alternative pathway のいずれの活性化によるかが推測できるからである.
一般的には,classical pathway の活性化によるCH50の低値はC4 の低下が著明であり,alternative pathway による場合はC4 は正常でC3 の低下が著明となる.C3 の低下は活性化(異化)の亢進によるが,産生の低下によるC3 低下は慢性肝疾患,とくに肝硬変において認められる.なお肝硬変の低補体価は肝癌の合併により高補体価を呈することが多く診断的価値がある.

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患-血中免疫複合体に結合し減少

SLE, クリオグロブリン血症, 糸球体腎炎, 自己免疫性溶血性貧血

減少する疾患-後天性の産生低下

肝障害

減少する疾患-先天性欠損症

C3b inactivatorの欠損, 第4成分欠損症, 補体第3成分

減少する疾患-体外漏出

ネフローゼ症候群, 蛋白漏出性胃腸症

上昇する疾患-急性相反応物質として増加

Behcet病, リウマチ熱, 悪性腫瘍, 関節リウマチ, 多発性結節性動脈周囲炎

参考文献

測定法文献
金井 正光,他:臨床検査法提要 第31版(金原出版):833~837,1998.
臨床意義文献
竹村 周平,他:日本臨床 48(増):650~653,1990.

関連項目

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