現在のラボ:杏和総合
○1,5-アンヒドロ-D- グルシトール(1,5AG)
項目コード:393
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
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1,5-アンヒドロ-D- グルシトール(1,5AG)
-
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(1ヵ月)
- 2~4
-
80
※4
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酵素法
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。 - M 14.9~44.7 F 12.4~28.8(μg/mL)
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1,5-アンヒドロ-D- グルシトール(1,5AG)
備考
&1
診療報酬
D007(21)
1,5-アンヒドロ-D-グルシトール(1,5AG)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
- 「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」、「グリコアルブミン」又は「1,5-アンヒドロ-D-グルシトール(1,5AG)」のうちいずれかを同一月中に併せて2回以上実施した場合は、月1回に限り主たるもののみ算定する。ただし、妊娠中の患者、1型糖尿病患者、経口血糖降下薬の投与を開始して6月以内の患者、インスリン治療を開始して6月以内の患者等については、いずれか1項目を月1回に限り別に算定できる。また、クロザピンを投与中の患者については、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」を月1回に限り別に算定できる。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
1.5AGの構造はグルコースに酷似したポリオールで,主に食物より供給され,膨大な体内プールを形成する。正常では腎の尿細管で99%再吸収され,1日の尿中排泄量と経口摂取量はほぼ均衡である。
高血糖に伴うグルコース排泄(尿糖)により,再吸収が競合阻害を受け,尿中へ喪失して血中濃度や体内プールが低下する。尿糖排泄が陰性に転換すると,血清1.5AGは通常の摂食下で0.3μg/ml/日の一定の率で上昇する。
血清1.5AGは,血糖コントロール状況をリアルタイムに示す指標で,食事の影響もない。軽微な血糖改善や,軽度の悪化を確実にとらえ得る。1.5AGの経時的測定は,特定期間の血糖値の動きをリアルタイムに示す為,薬剤の治療効果や他剤の血糖悪化作用,ステロイド剤による尿糖出現の迅速なモニターとしても優れている。
異常値を示す病態・疾患
低値疾患
飢餓, 長期IVH, 糖尿病, 慢性腎不全(クレアチニン3.0mg/dl以上)
参考文献
測定法文献
遠藤 輝夫,他:医療と検査機器・試薬 26(1):45~50,2003.
臨床意義文献
川合 厚生:日本臨床 47(増上):439~442,1989.