現在のラボ:杏和総合
○凝固因子活性検査 第Ⅷ因子(F8)
項目コード:3389
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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凝固因子活性検査 第Ⅷ因子(F8)
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血漿
0.4 -
PC2
↓
A00 -
(21日)
- 2~4
-
223
※3
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凝固時間法
凝固時間法
測定対象となる因子の欠乏血漿とトロンボプラスチン,アクチン,塩化カルシウムを加え,凝固するまでの時間を測定する方法。 - 60~150(%)
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凝固因子活性検査 第Ⅷ因子(F8)
備考
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凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)
診療報酬
D006(29)
凝固因子(第Ⅱ因子、第Ⅴ因子、第Ⅶ因子、第Ⅷ因子、第Ⅸ因子、第Ⅹ因子、第ⅩⅠ因子、第ⅩⅡ因子、第ⅩⅢ因子)
血液学的検査判断料125点 □
容器
PC2 旧容器記号 K H2 11
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
第Ⅷ因子の分子量は約330000で,第Ⅸa因子,リン脂質,Ca2+とともに第X因子活性化複合体(X-ase complex)を形成し,第X因子の活性化を促進する。また,von Willebrand因子は血中では第Ⅷ因子と結合して,第Ⅷ因子/von Willebrand因子複合体として循環しており,第Ⅷ因子蛋白の活性を保護し,止血局所に導くという担体としての役割を果たす。染色体ではX染色体長腕末端部(Xq28)に存在する。現在のところ,第Ⅷ因子は主として肝臓で産生されていると考えられている。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患-第Ⅷ因子凝固活性(Ⅷ:C)[後天性]
SLE, 線溶亢進, 第Ⅷ因子阻止物質(抗体):膠原病, 播種性血管内出血凝固症(DIC), 分娩後など
減少する疾患-第Ⅷ因子凝固活性(Ⅷ:C)[先天性]
vWF:Ag(ⅧR:Ag)ともに減少, von Willebrand病:Ⅷ:C, 血友病A, 血友病Aの保因者
上昇する症例
過激な運動, 合成バゾプレッシン(DDAVP),アドレナリンなどの血管作動性物質の投与時, 産褥期, 精神的ストレス, 妊娠
参考文献
測定法文献
安達 眞二:Medical Technology 24-6-629~633 1996
臨床意義文献
植田 基生 他:日本臨床 53-増-74~76 1995