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アンギオテンシンⅡ(2022年3月31日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    アンギオテンシンⅡ(2022年3月31日ご依頼分をもって受託中止)
    冷却遠心
    血漿
    0.3
    PN2,PN5

    A00
    凍結
    5~7
    RIA2抗体法

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱さ

    22以下(pg/mL)

備考

&エ
指定の容器に採血し,よく混和させ,低温(4℃)で血漿分離してください。
血漿は必ず凍結保存してください。

容器

臨床意義

アンギオテンシンⅠは,肝臓で生成されるレニン基質(アンギオテンシノーゲン)に腎傍糸球体装置より分泌されるレニンが働いて生成される。
アミノ酸10個のアンギオテンシンⅠ(ANGⅠ)は,血管内皮細胞の形質膜中のアンギオテンシン変換酵素(ACE)により,末端の2個のアミノ酸が切られ,8個のアミノ酸よりなるアンギオテンシンⅡ(ANGⅡ)に変換される。この変換は主に肺でおこなわれる。
強い生理活性を示すANGIIは細動脈の収縮作用と副腎皮質におけるアルドステロン合成促進作用を示すことから,腎血管性高血圧や低レニン性高血圧の診断や病態解明に有用であり,また併用してレニン-アンギオテンシン-アルドステロン系の測定が重要である。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

11β-Hydroxylase欠損症, 17α-Hydroxylase欠損症, Cushing症候群, DOC産生腫瘍, 原発性アルドステロン症, 低レニン本態性高血圧症

上昇する疾患

Addison病, Bartter症候群, ネフローゼ症候群, 悪性高血圧, 褐色細胞腫, 腎血管性高血圧症

参考文献

測定法文献
岩鼻 美佐 他:医学と薬学 36-2-297~303 1996
臨床意義文献
和中 佳生 他:日本臨床 53-増-699~701 1995

関連項目

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