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レニン活性(PRA)(2021年3月31日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    レニン活性(PRA)(2021年3月31日ご依頼分をもって受託中止)
    冷却遠心
    血漿
    0.3
    PN2,PN5

    A00
    凍結
    (1ヵ月)
    3~5

    100
    ※5
    RIA2抗体法

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱さ

    臥位 0.3~2.9 立位 0.3~5.4 (ng/mL/hr)

備考

&エ
指定の容器に採血し,よく混和させ,低温(4℃)で血漿分離してください。
血漿は必ず凍結保存してください。

診療報酬

D008(07)
レニン活性
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点

  • 「レニン活性」と「レニン定量」を併せて行った場合は,一方の所定点数のみ算定する。

容器

臨床意義

レニンは腎臓の傍糸球体細胞で産生される分子量42,000の酵素で,その分泌は腎潅流丘,密集斑のCl濃度,交感神経系により調節されている。
血中に分泌されて肝由来のレニン基質(アンギオテンシノーゲル)からアンギオテンシン1を産生する。また,血中半減期は40~120分で,レニン-アンギオテンシン系では,体液を保持し,血圧を維持するシステムである。本系の律速酵素はレニンであり,血漿レニン活性の亢進により体内でNa貯留と末梢血管の収縮をきたす。
したがってPRA測定は,その異常な亢進または抑制が二次性高血圧症の診断に役立つ。高血圧以外の電解質代謝異常症の診断にも有用である。本態性高血圧症の病態に応じた降圧薬の選択に有用である。また,循環血液量の欠乏(脱水)と過剰(溢水)の目安となり,高PRA血症は心筋梗塞の危険因子であることから予後予測に参考となる。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

ミネラルコルチコイド分泌性副腎皮質腫瘍, 原発性アルドステロン症, 特発性アルドステロン症

上昇する疾患

アジソン病, ネフローゼ症候群, バーダー症候群, レニン分泌性腎腫瘍, 悪性高血圧, 経口避妊薬投与による高血圧症, 腎血管性高血圧, 両側副腎摘出者

参考文献

測定法文献
廣井 直樹 他:医学と薬学 32-1-81~86 1994
臨床意義文献
猿田 享男:日本臨床 53-増-679~682 1995

関連項目

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