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免疫電気泳動〔免疫固定法〕(ADIRA)ダラツムマブ用

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 免疫電気泳動〔免疫固定法〕(ADIRA)ダラツムマブ用
    5A136-0000-023-086
    血清
    0.4
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    4~6

    776
    ※6
    免疫固定法

備考

&1
ダラツムマブを投与されていない患者の検体での治療効果判定検査は、「1006:免疫電気泳動〔特異抗血清による同定〕」をご依頼ください。
年齢を明記してください。

診療報酬

D015(29)×2
免疫固定法(モノクローナル抗体を用いた場合)
免疫学的検査判断料144点

  • 「免疫電気泳動法(抗ヒト全血清)」、「免疫電気泳動法(特異抗血清)」及び「免疫固定法(モノクローナル抗体を用いた場合)」については、同一検体につき一回に限り算定する。
  • 同一検体について「免疫電気泳動法(抗ヒト全血清)」、「免疫電気泳動法(特異抗血清)」又は「免疫固定法(モノクローナル抗体を用いた場合)」のうちいずれかを併せて行った場合は、主たる検査の所定点数のみを算定する。
  • 「免疫電気泳動法(特異抗血清)」は、免疫固定法により実施した場合にも算定できる。
  • 「免疫固定法(モノクローナル抗体を用いた場合)」は、ダラツムマブ由来の IgG-κの影響を回避することができるものとして薬事承認又は認証を得ている体外診断用医薬品を用いて、免疫固定法により、ダラツムマブが投与された患者における多発性骨髄腫又は全身性ALアミロイドーシスの治療効果判定を目的として行った場合に、算定する。

容器

臨床意義

免疫固定法を用いたM蛋白の検出は、多発性骨髄腫や全身性ALアミロイドーシスにおいて診断・治療効果モニタリングのために非常に有用な検査です。ヒト型抗CD38モノクローナル抗体 ダラツムマブ(遺伝子組換え)は非常に有効である反面、ダラツムマブを投与した患者では、IgGκ型のM蛋白とダラツムマブを免疫固定法で見分けることが出来ませんでした。
本検査では抗ダラツムマブ抗体を用いてM蛋白とダラツムマブを免疫電気泳動上で鑑別し、M蛋白のみを正確に検出いたします。多発性骨髄腫においては、国際骨髄腫ワーキンググループ(IMWG)におけるCR(完全奏効)の判定および再発の評価として用いることができます。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

多発性骨髄腫 全身性ALアミロイドーシス

参考文献

測定法文献
McCudden C, et al:Clin Chem Lab Med 54(6): 1095~1104,2016.
臨床意義文献
山田 俊幸:臨床検査58(13): 1569~1578,2014.

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