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サイログロブリン(2021年9月30日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    サイログロブリン(2021年9月30日ご依頼分をもって受託中止)
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    133
    ※5
    ECLIA

    ECLIA(Electro chemiluminescence immunoassay)
    電気化学発光免疫測定法
    抗体を結合したビーズを用いて抗原と反応させた後,ルテニウムピリジン錯体で標識した抗体を抗原に2次反応させ,電気化学反応によりルテニウムピリジン錯体の発光強度を測定する方法。

    33.7以下(ng/mL)

備考

&エ

診療報酬

D008(17)
サイログロブリン
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

容器

臨床意義

サイログロブリン(Tg)は,甲状腺濾胞細胞のみでつくられる分子量66万の糖蛋白である。生合成されたTgは濾胞腔の中へ放出される。この経過中に,ペルオキシダーゼの作用によってTg分子中のチロシン基にヨード分子が結合して,甲状腺ホルモンの合成が行われる。よってTgは臓器特異性が高く甲状腺疾患にはきわめて有用なマーカーである。意義としては甲状腺分化癌の手術評価,および術後再発や転移の有無を知るマーカーとしての使用にある。その他バセドウ病での治療の効果,寛解の指標,先天性甲状腺機能低下症の病型の決定などにも有用である。また画像診断との組合せにより結節性甲状腺腫の術前診断や良性の甲状腺疾患と悪性腫瘍とを鑑別する可能性も示唆されている。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

バセドウ病, 亜急性甲状腺炎, 甲状腺腺腫, 甲状腺分化癌

低値疾患

甲状腺全摘, 先天性サイログロブリン合成障害

参考文献

測定法文献
古屋 実,他:医学と薬学 74(3):317~326,2017.
臨床意義文献
西川 光重,他:日本臨床 53(増):380~383,1995.

関連項目

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