現在のラボ:杏和総合
○イヌリン定量
項目コード:3085
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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イヌリン定量
-
血清
0.7 -
S09
↓
A00 -
(21日)
- 2~8
-
120
※4
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酵素法
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。 - (mg/dL)
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イヌリン定量
その他の受託可能材料
備考
&1
凍結保存は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。依頼書に臨床診断名をご記入ください。
診療報酬
D007(33)
イヌリン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
- 「イヌリン」は、「尿素窒素」又は「クレアチニン」により腎機能低下が疑われた場合に、6月に1回に限り算定できる。ただし、「クレアチニン(腎クリアランス測定の目的で行い、血清及び尿を同時に測定する場合に限る。)」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
糸球体濾過量(glomerular filtration rate:GFR)は腎機能の中で最も基本的なものである。糸球体病変により意図球体濾過機能が破壊されGFRが低下すると、特にそれが30mL/分以下になると十分に生態代謝産物が排泄できなくなる。このような病態が腎不全であり、尿毒症症状を呈するようになる。このことからGFRが腎機能を代表する指標とされており、臨床的にGFRを測定することはきわめて意義が深い。 GFRの測定物質として理想的なものはイヌリンとされているが、その腎クリアランスはGFRと等しい。
参考文献
測定法文献
木全 伸介,他:医療と検査機器・試薬 28(2):143~149、2005
臨床意義文献
折田 義正:日本腎臓学会誌 47(7):804~812、2005