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イヌリン定量

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • イヌリン定量
    部分尿
    1
    U00
    冷蔵
    (21日)
    2~8

    120
    ※4
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    (mg/dL)
その他の受託可能材料

備考

&1
凍結保存は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。依頼書に臨床診断名をご記入ください。

診療報酬

D007(33)
イヌリン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「イヌリン」は、「尿素窒素」又は「クレアチニン」により腎機能低下が疑われた場合に、6月に1回に限り算定できる。ただし、「クレアチニン(腎クリアランス測定の目的で行い、血清及び尿を同時に測定する場合に限る。)」を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

糸球体濾過量(glomerular filtration rate:GFR)は腎機能の中で最も基本的なものである。糸球体病変により意図球体濾過機能が破壊されGFRが低下すると、特にそれが30mL/分以下になると十分に生態代謝産物が排泄できなくなる。このような病態が腎不全であり、尿毒症症状を呈するようになる。このことからGFRが腎機能を代表する指標とされており、臨床的にGFRを測定することはきわめて意義が深い。 GFRの測定物質として理想的なものはイヌリンとされているが、その腎クリアランスはGFRと等しい。

参考文献

測定法文献
木全 伸介,他:医療と検査機器・試薬 28(2):143~149、2005
臨床意義文献
折田 義正:日本腎臓学会誌 47(7):804~812、2005

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