現在のラボ:セントラルラボ

現在のラボ:セントラルラボ
項目コード:00822 8(旧 0822 5)
検査項目
JLAC10
RIA(Radio immunoassay)
放射性免疫測定法
抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。
&C
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ジヒドロテストステロン(DHT)は男性ホルモンの標的細胞内における活性型ホルモンである。テストステロンなどの男性ホルモンは標的細胞内に入ると5α-reductaseの作用によりDHTに変換され、アンドロゲンレセプターと結合して核内に移行し、核クロマチンと結合して転写が起こり、相当するm-RNAが形成、特異的な蛋白合成によって男性ホルモン作用が発現される。
血中DHTの測定は、男性ホルモンにより左右される精巣内分泌機能などの異常が、5α-reductase欠損であるか否かを知る指標として測定されている。また、前立腺癌における内分泌療法(抗アンドロゲン療法)に対する臨床効果を予知する目的でも測定されている。
性腺機能不全症, 性分化異常症(5α-reductase欠損による男性仮性半陰陽など)
前立腺肥大症
測定法文献
穂坂 正彦 他:日本内分泌学会雑誌 49-12-1391~1393 1973
臨床意義文献
岩動 孝一郎:日本臨床 53-増-588~592 1995