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項目コード:00E24 0(旧 0E24 1)
検査項目
JLAC10
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。
D014(30)
抗β2グリコプロテインI IgG抗体
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
抗リン脂質抗体症候群 (Anti-Phospholipid Syndrome:APS) は、抗リン脂質抗体と関連する自己免疫血栓症あるいは妊娠合併症をきたす疾患です。APSの臨床上の問題点は、この疾患を定義する抗リン脂質抗体の多様性から、どの抗リン脂質抗体を陽性として判断するか統一されていないことでした。
国際血栓止血学会が定めるAPS分類基準 (札幌クライテリア・シドニー改変) では、抗リン脂質抗体の検査対象として、ループスアンチコアグラントに加え、抗カルジオリピン抗体および抗β2グリコプロテインⅠ抗体のIgG型とIgM型が含まれました。これらの検査対象は自己免疫血栓症と妊娠合併症の発症に良く相関することが知られ、基準に含まれる全ての抗体の検査実施が推奨されています。
本項目は、国際血栓止血学会が定める分類基準に準じた検査であり、APSの診断補助や治療効果、再発の予知などに有用です。
抗リン脂質抗体症候群 (APS)
測定法文献
小川 昌起, 他:医学と薬学 78(4):447~459, 2021.
臨床意義文献
阿部 靖矢, 他:血栓止血誌 29(3):294~306, 2018.