現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:00E36 7(旧 0E36 1)
検査項目
JLAC10
ダイレクトシーケンス法
PCR法で増幅したDNAを鋳型として直接塩基配列を決定する方法。
£ 凍結保存は避けてください。
TTR遺伝子の全exon(exon1~4)を解析しています。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
倫理指針対象(下記参照)
指定の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
D006-4(01ア)
家族性アミロイドーシス
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
EDTA-2Na入り (真空採血量2mL)
内容:EDTA-2Na 3.0mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
全身性アミロイドーシス(amyloidosis)は指定難病に登録されており、線維構造をもつ蛋白質であるアミロイドが、全身臓器に沈着することによって機能障害を引き起こす疾患です。全身性アミロイドーシスには、遺伝性のものと非遺伝性のものがありますが、遺伝性の代表的な疾患がトランスサイレチン(TTR)遺伝子にバリアントを有するトランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー(Transthyretin-type Familial Amyloid Polyneuropathy;TTR-FAP)です。現在、TTR-FAPの治療薬が承認され、治療方針を決定するためにTTR-FAPの診断が重要とされています。本項目は、TTR-FAPを診断するための一助として有用な検査です。
家族性アミロイドポリニューロパチー(Familial Amyloid polyneuropathy :FAP)
測定法文献
Booth DR,et al:Circulation.91(4):962~967,1995.
臨床意義文献
安東 由喜雄:日本内科学会雑誌 108(8):1552~1561,2019.