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項目コード:00U43 3(旧 0U43 9)
検査項目
JLAC10
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の診断補助のためのカットオフ値は260U/Lです。
D007(50)
サイトケラチン18フラグメント(CK-18F)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
非アルコール性脂肪性肝疾患(Nonalcoholic Fatty Liver Disease:NAFLD)は、アルコールやウイルス、薬物などを原因としない脂肪肝の総称で、病態がほとんど進行しない非アルコール性脂肪肝(Nonalcoholic Fatty Liver:NAFL)と進行性の非アルコール性脂肪肝炎(Nonalcoholic Steatohepatitis:NASH)があります。
肝細胞のアポトーシスにより断片化され、血中に放出されるサイトケラチン18フラグメント(Cytokeratin 18 fragment:CK-18F)は、健常者やNAFLと比較してNASHで有意に高値となることやNASHの特徴である風船様変性や炎症を反映していることが報告されています。
本検査は予後不良なNASHの鑑別および侵襲性を伴う肝生検の絞り込みに有用とされます。
非アルコール性脂肪性肝炎(NASH), 非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)
臨床意義文献
Tada T, et al: Eur J Gastroenterol Hepatol 33(11):1451~1458,2021.