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○可溶性ICAM-1(2019年3月29日ご依頼分をもって受託中止)
項目コード:02568 9(旧 2568 3)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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可溶性ICAM-1(2019年3月29日ご依頼分をもって受託中止)
5J454-0000-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
(1ヵ月)
- 事前にご確認ください
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ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 98.8~320(参考値)(ng/mL)
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容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
Intercellular adhesion molecule-1 : ICAM-1 (CD54) は75~115kd の糖蛋白で,主に血管内皮細胞に発現を認め,そのリガンドであるLFA-1を有する白血球との接着に関与するIgスーパーファミリーに属する分子である.IFN,IL-1,TNF等の炎症性サイトカインにより発現が増強され,免疫応答初期で作用していると考えられている.消化器癌,造血器腫瘍等でも発現し,転移時の他臓器浸潤に関与しているとの報告もある.
可溶性ICAM-1(sICAM-1)は,この膜結合型が細胞膜に極めて近い部分で切断され,5個全てのドメインを有し,またその分子量はICAM-1に比し大きく,他分子と結合し 240, 430, 500kdの3種の Isoformとして存在していると言われている.
臨床的には各種炎症性疾患, 膠原病等で上昇することが知られており,また各種の癌, 特に肝転移症例で高値を示すとの報告もある.
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
がん
参考文献
臨床意義文献
今井 浩三 他:臨床免疫 24-11-1568~1573 1992