現在のラボ:セントラルラボ

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項目コード:02784 9(旧 2784 2)
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
染色体検査のご提出について 検体は採取後,当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを指定の容器に無菌的に採取し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
検体は採取後,当日中にご提出ください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
Y染色体の数的異常又は消失は、1〜10%の頻度で,血液疾患全般で認められる。固形腫瘍にも認められる。これらは疾患特異的な異常に付加された、二次的異常として検出されることが多い。
特に、男性t(8;21)の50〜70%はY染色体を消失している。M2では予後不良とされることもある。骨髄異形成症候群の予後推測のための国際スコアリングシステム(IPSS)では、Y欠失を予後良好因子としている。高齢者(60〜65才以上)男性の正常骨髄では若年者に比べ高い頻度でみられることから、Y欠失単独の異常は臨床診断的意義が薄いと考えられるが、Y染色体を消失した白血病のモニタリングに有用。
血液疾患全般
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
有山 武志 他:臨床血液 34-8-912~918 1993