現在のラボ:セントラルラボ

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項目コード:02989 2(旧 2989 6)
検査項目
JLAC10
リアルタイムPCR
PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。
£ 凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。検体採取後、速やかにご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
造血器腫瘍遺伝子検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを下図の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。
D006-2
造血器腫瘍遺伝子検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
t(15;17)転座は、急性前骨髄性白血病(APL:Acute promyelocytic leukemia)で認められ、FAB分類ではAML-M3に認められる染色体異常で、15番染色体長腕(15q24.1)に座位するPML遺伝子と17番染色体長腕(17q21.2)に座位するRARA遺伝子との相互転座によりPML-RARA mRNAが形成される。
WHO分類では反復する遺伝子異常を伴うAML(Acute myeloid leukemia with recurrent genetic abnormalities)にカテゴリー分類されている。
本項目はPML-RARA mRNAをリアルタイムPCR法を用いて定量的に検出する検査で、治療経過のモニタリングなどに有用と考えられる。
t(15;17)転座型急性前骨髄球性白血病(APL)
測定法文献
飯嶋 健太朗,他:SRL宝函 24(1・2):65~68,2000.
臨床意義文献
Arber DA,Orazi A,Hasserjian R,et al:Blood 127(20):2391~2405,2016.