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トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)(2017年12月1日ご依頼分をもって受託中止)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 中止
    トロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)(2017年12月1日ご依頼分をもって受託中止)
    2B210-0000-022-023
    速やかに遠心
    血漿
    0.5
    PC2

    A00
    凍結

    191
    ※2
    EIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    3.0以下(ng/mL)

備考

&ヤ
採血後,速やかに血漿分離してください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)

診療報酬

D006(28)
トロンビン・アンチトロンビン複合体(TAT)
遺伝子関連・染色体検査判断料100点

  • 「フィブリンモノマー複合体」,「TAT」,「プロトロンビンフラグメントF1+2」のうちいずれか複数を同時に測定した場合は,主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

凝固系が活性化されると,トロンビンが生成される。トロンビンは直ちに,その阻害因子であるアンチトロンビンⅢ(ATⅢ)と結合し複合体を形成し不活化される。それゆえ,生体内で凝固が活性化されるとトロンビン・アンチトロンビンⅢ複合体(TAT)が生成されることによりトロンビンの活性を失わせる。したがって,血中のTATを検出することは,トロンビンを検出することと同様,血管内のトロンビン生成(凝固系の活性化)の指標となる。なおTATの測定結果は,厚生省血液凝固異常症調査研究班によるDIC診断基準に,補助的検査成績として採用されている。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

DIC,広範囲な組織損傷,敗血症, 悪性腫瘍(癌または白血病), 肝疾患, 静脈血栓症,肺塞栓,心筋梗塞, 妊婦,妊娠中毒症, 溶血性貧血,心臓性ショック

参考文献

測定法文献
田中 朝志 他:医学と薬学 31-1-203~208 1994
臨床意義文献
櫻川 信男:日本臨床 53-増-48~50 1995

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