現在のラボ:セントラルラボ

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項目コード:06410 9(旧 6410 1)
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
染色体検査のご提出について 検体は採取後,当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを指定の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
5q-症候群は、骨髄異形成症候群(MDS)で5番染色体の長腕の欠失で定義されるため、本項目のFISH法で検出可能となります。5q-症候群の予後は、MDSのなかでは良好とされ、レナリドマイド(サリドマイド誘導体))が著効を示すことから、臨床要望も高いとされます。本検査で検出される5q-は、染色体国際予後スコアーシステム(IPSS)においても、予後良好の要素となっております。
骨髄異形成症候群(MDS)
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
松岡亮仁,他:血液・腫瘍科 59(1):33~39,2009.