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メタネフリン・ノルメタネフリン分画(クレアチニン換算値)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • メタネフリン・ノルメタネフリン分画(クレアチニン換算値)
    4E040-0000-001-205
    部分尿
    2.0
    U00
    冷蔵
    4~6

    220
    ※5
    LC/MS/MS

    LC/MS/MS(Liquid chromatography tandem mass spectrometry)
    液体クロマトグラフィータンデム四重極型質量分析法
    液体クロマトグラフで親和性の差を利用して目的とする物質の成分を分解し、質量分析計でさらに質量ごとに分離して特定の質量イオンを解離・フラグメント化させ、それらのイオンを検出する方法。

    メタネフリン クレアチニン換算値:0.04~0.22
    ノルメタネフリン クレアチニン換算値:
    M 0.09~0.32
    F 0.13~0.41 (μg/mg・CRE)

備考


£ メタネフリン・ノルメタネフリン分画をクレアチニン換算する項目コードです。本検査をご依頼の際には、必ず 「0C848 8:クレアチニン(換算用)」もあわせてご依頼ください。
褐色細胞腫・パラガングリオーマのスクリーニングにおける本検査のカットオフは「正常上限の3倍以上の増加」とすることが「褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2025」で推奨されています。本検査における「基準値」の範囲とカットオフが異なる点にご注意ください。

診療報酬

D008(45)
メタネフリン・ノルメタネフリン分画
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点

  • 「メタネフリン」、「メタネフリン・ノルメタネフリン分画」、「ノルメタネフリン」又は「遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画」のうちいずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

褐色細胞腫・パラガングリオーマは副腎髄質から分泌されるホルモンであるカテコールアミン(アドレナリンおよびノルアドレナリン)を過剰に産生する腫瘍であり、副腎髄質に発生するものが褐色細胞腫、副腎以外に発生するものがパラガングリオーマと定義されます。
メタネフリン分画とカテコールアミン分画は共に褐色細胞腫・パラガングリオーマにおけるスクリーニング検査として用いられる検査ですが、近年では腫瘍組織においてカテコール-O-メチル転換酵素(COMT)が高発現であることからカテコールアミンの代謝が亢進するため、代謝産物であるメタネフリン分画の方がより高感度であることが知られています。
本検査はメタネフリン・ノルメタネフリンを測定しクレアチニン補正を行います。随時尿を用いて検査ができるため、褐色細胞腫・パラガングリオーマの外来スクリーニング検査として有用です。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

褐色細胞腫、パラガングリオーマ、神経芽腫(神経芽細胞腫)

参考文献

測定法文献
水村 千恵,他:医学検査 68(2):276~280, 2019.
Xie Z, et al:J Chromatogr B Analyt Technol Biomed Life Sci 1099:83~91, 2018.
臨床意義文献
日本内分泌学会 褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2025.

関連項目

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