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ピルビン酸

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • ピルビン酸
    速やかに遠心
    除蛋白液
    0.4
    M30

    A00
    冷蔵
    2~4

    47
    ※4
    ピルビン酸オキシダーゼによる酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    0.30~0.94 (全血中)(mg/dL)

備考

&1
採血後,直ちに正確に血液1.0mLを専用容器(M30)に加え,充分攪拌後3000rpm5分間遠心分離し,その上清液をご提出ください。

診療報酬

D007(13)
有機モノカルボン酸(ピルビン酸)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「有機モノカルボン酸」については、グルタチオン、乳酸、ピルビン酸及びα-ケトグルタール酸の各物質の測定を行った場合に、それぞれの測定ごとに所定点数を算定する。

容器

臨床意義

ピルビン酸は解糖系の終末産物であるとともに,アラニンを通じてアミノ酸代謝と関連し,オキザロ酢酸(OAA)のTCAサイクルへの代謝や脂肪酸代謝などに関係する。したがって,ピルビン酸の血中濃度は栄養状態,各種臓器(とくに筋肉,肝臓)の代謝状態,虚血などの酸素分圧異常によって左右される。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

筋糖原病

上昇する疾患

Fructose1.6diphosphatase欠損症, I<SUB>a</SUB>, I<SUB>b</SUB> 型, V・B<SUB>1</SUB> 欠乏症, ピルビン酸脱水素酵素欠損症, ミトコンドリア異常を伴うミオパチー重金属中毒, 肝性昏睡, 重症肝硬変症, 循環不全, 糖原病, 尿毒症

参考文献

測定法文献
浅沼 和子 他:生物試料分析 8-3-16~24 1985
臨床意義文献
清水 孝郎:日本臨床 53-増-586~589 1995

関連項目

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