現在のラボ:杏和総合
○リン脂質
項目コード:241
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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リン脂質
-
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
(21日)
- 2~4
-
15
※4
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酵素法
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。 - 160~260(mg/dL)
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リン脂質
備考
&1
診療報酬
D007(02)
リン脂質
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
リン脂質は生体内では主にレシチン,スフインゴミエリン,リゾレシチン,セファリンから成る複合脂質で,細胞膜の構成成分としてのその流動性,透過性の維持に関与している。血清中では主にリポ蛋白上に存在し,一部は遊離の形で存在している。
PLの主要分画の一つであるレシチンは,高比重リポ蛋白(HDL)上でレシチンコレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCAT)の基質としてコレステロールにアシル基を与えリゾレシチンに変化する。
血中のリン脂質濃度は,リポ蛋白代謝,肝での合成能と胆汁分泌,LCAT活性などを反映しており,種々のリポ蛋白代謝異常,肝胆道疾患などの診断に利用される。
異常値を示す病態・疾患
減少する疾患
Tangier 病, 栄養失調, 劇症肝炎, 甲状腺機能亢進症, 多発性硬化症の急性期, 低βリポ蛋白血症, 非代償性肝硬変
上昇する疾患
LCAT欠損症, ネフローゼ症候群, 家族性高リポ蛋白血症(Ⅱa,Ⅱb,Ⅳ型), 原発性胆汁性肝硬変, 甲状腺機能低下症, 胆汁うっ滞, 閉塞性黄疸
参考文献
測定法文献
Takayama M et al:Clinica Chimica Acta 79-93~98 1977
臨床意義文献
鈴木 博 他:日本臨床 53-増-623~626 1995