現在のラボ:杏和総合

現在のラボ:杏和総合
項目コード:3827
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
&1
凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
染色体検査のご提出について 検体は採取後,当日中にご提出ください。
リンパ節5×5×5mmを指定の容器に浮遊させ,冷蔵保存してください。
検体は採取後,当日中にご提出ください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
t(11;14)転座はマントル細胞リンパ腫(MCL)、多発性骨髄腫(MM),慢性リンパ性白血病(CLL)で認められる染色体異常である。t(11;14)転座は11番染色体長腕(11q13)に座位するCCND1(BCL1)遺伝子が14番染色体長腕(14q32)に座位するIGH遺伝子の主にJ鎖領域に結合して、CCND1遺伝子のコードする細胞周期制御因子サイクリンD1の過剰発現によって腫瘍化すると考えられている。
マントル細胞リンパ腫(MCL), 多発性骨髄腫(MM), 慢性リンパ性白血病(CLL)
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社) 90~95 1997
臨床意義文献
Li JY et al:American Journal of Pathology 154-5-1449~1452 1999