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○ビタミンE分画
項目コード:00470 9(旧 0470 3)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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ビタミンE分画
3G085-0000-023-204 -
血清
0.5 -
S09
↓
ASS -
- 依頼時にご確認ください。
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HPLC
HPLC(High performance liquid chromatography)
高速液体クロマトグラフィー
移動相に液体を用いる液体クロマトグラフィーで,高密度充填カラムと高圧ポンプを用いて高速かつ高精度に分離する方法。 - α-トコフェロール 0.49~1.09 β-トコフェロール 0.02以下 γ-トコフェロール 0.05~0.17 δ-トコフェロール 0.01以下 (mg/dL)
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ビタミンE分画
備考
£ 遮光してください。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ASS 旧容器記号 i
遮光ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
生体内のビタミンEは脂溶性の抗酸化物質として働き,特殊な結合タンパク質をもたないことによって広く生体膜に分布する。
血中には遊離型のトコフェロールが存在し,そのうち90%程度がα-トコフェロールで残りはγ-トコフェロールである。
代謝経路は,まず,小腸でカイロミクロンに取り込まれ,腸管リンパ管をへて静脈に入り,肝臓でリポタンパク質生成に伴って,その脂質に受動的に拡散して血中を運搬される。血清または血漿ビタミンEは未熟児,新生児は低値を示し,肝障害による胆汁うっ滞,脂肪吸収障害ではビタミンEの吸収が悪く,その値が低下し,高度の欠乏状態では種々の神経症状が出現することが知られている。
異常値を示す病態・疾患
高値疾患
高脂血症をきたす疾患
低値疾患
栄養失調症, 吸収障害症, 新生児, 未熟児
参考文献
測定法文献
阿部 皓一 他:ビタミン 49-7-259~263 1975
臨床意義文献
日本ビタミン学会編:ビタミンハンドブック1 脂溶性ビタミン (化学同人) 49~72 1989