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○凝固抑制因子検査 第Ⅷ(8)因子
項目コード:00765 2(旧 0765 5)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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凝固抑制因子検査 第Ⅷ(8)因子
2B460-0000-022-311 -
血漿
1.0 -
PC5
↓
A00 -
- 2~4
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144
※3
- ベセスダ法
- 検出せず(ベセスダU/mL)
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凝固抑制因子検査 第Ⅷ(8)因子
備考
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.5mLに血液4.5mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。
診療報酬
D006(19)
凝固因子インヒビター(第Ⅷ因子又は第Ⅸ因子)
血液学的検査判断料125点 □
容器
PC5 旧容器記号 L
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量4.5mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.5mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
重症血友病Aの患者の治療には第Ⅷ因子製剤の補充療法を行うがその際に第Ⅷ因子が外来抗原刺激となり,第Ⅷ因子に対する抗体(凝固抑制物質)を生じることがある。これが発生すると止血効果は著しく低下~消失するため血友病の治療管理上重大な問題となる。頻度は血友病A患者の20~30%に認められる。第Ⅷ因子抑制物質は血友病A患者の治療中に生じる同種抗体(alloantibody)と血友病A以外の人に稀に自然発生する自己抗体(autoantibody)とに分類される。
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
悪性リンパ増殖性疾患, 癌患者, 自己免疫疾患, 重症血友病A, 分娩後
参考文献
測定法文献
Sirridge MS et al:Laboratory Evaluation of Hemostasis and Thrombosis 3rd 196~198 1983
臨床意義文献
高松 純樹:日本臨床 53-増-94~97 1995