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ジアゼパム

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
    採血時刻
  • ジアゼパム
    3L130-0000-023-204
    血清
    0.5
    S7P

    A00
    冷蔵
    3~6

    特
    HPLC

    HPLC(High performance liquid chromatography)
    高速液体クロマトグラフィー
    移動相に液体を用いる液体クロマトグラフィーで,高密度充填カラムと高圧ポンプを用いて高速かつ高精度に分離する方法。

    ジアゼパム 600~1000(ng/mL)
    次回投与直前(Trough濃度)ただし,抗てんかん剤として用いる場合

備考


£ 

N-デスメチルジアゼパムも同時報告いたします。

セルシン、ホリゾン、ジアパックス

採血容器についての注意事項  
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。

採血時刻についての注意事項  
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。 
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。 
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。 
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。

診療報酬

B001(02),B001(02ロ)
特定薬剤治療管理料,抗てんかん剤(てんかん患者)

  • 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

ジアゼパムはbenzodiazepine(BDP)系薬物で,抗不安作用,催眠作用,抗痙攣作用および筋弛緩作用を有する薬剤である。ジアゼパム(DZP)の主代謝物はN-デスメチルジアゼパムで薬理活性をもち神経症やうつ病をはじめ,種々の疾患に伴う不安,緊張,抑うつ,筋緊張の軽減,あるいは麻酔前薬として用いられる。また,静注は作用発現が速やかで作用時間が短いことから,てんかんの重積状態の抑制に有用性が高い。

参考文献

測定法文献
Brodie RR et al:Journal of Chromatography 150:361 ~ 366, 1978.
臨床意義文献
菱田 広:日本臨床 48-増-1116~1119 1990

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