現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:02233 0(旧 2233 0)
検査項目
JLAC10
gFCS(Gene analysis by Fluorescence Correlation Spectroscopy)
蛍光物質で標識したプライマーを用いてPCRを行い、プライマー分子の大きさの違いを蛍光強度の時間変化の差(蛍光ゆらぎ)として1分子蛍光分析システムで測定し、蛍光相関分光法(FCS)を用いて解析する遺伝子解析法。
&ユ
凍結保存は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
倫理指針対象(下記参照)
下図の容器に採取し,よく混和させ,冷蔵保存してください。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
EDTA-2Na入り (真空採血量2mL)
内容:EDTA-2Na 3.0mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
ミトコンドリアはATPを産生する細胞内小器官で,細胞核とは異なった独自の遺伝子系を持っています。ミトコンドリアに異常を生じると,電子伝達系酵素活性が低下し,エネルギー産生障害が起こります。その結果,エネルギーを大量に必要とする組織・臓器,特に中枢神経系や骨格筋,心筋,腎臓などにおいて多彩な臓器症状を呈するほか,糖尿病をはじめとする内分泌疾患,特発性心筋症,神経変性疾患にも深く関わっているといわれています。
ミトコンドリア遺伝子異常の中でミトコンドリアDNAの3243番目の塩基がA(アデニン)からG(グアニン)へ変異している事が確認されており,この変異は糖尿病患者の0.5~1%に認められるといわれています。また,この3243A→G変異はMELAS*患者においても認められています。
*MELAS: mitochondrial myopathy,encephalopathy,lactic acidosis and stroke-like episodes 高乳酸血症と脳卒中様症状をもつミトコンドリア脳筋症
測定法文献
金城 政孝:蛋白質核酸酵素 44(9):1431~1438,1999
臨床意義文献
鈴木 吉彦:SRL宝函 18-2-14~19 1994