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○水痘・帯状疱疹ウイルス抗原(2021年3月31日ご依頼分をもって受託中止)
項目コード:02476 1(旧 2476 1)
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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水痘・帯状疱疹ウイルス抗原(2021年3月31日ご依頼分をもって受託中止)
5F193-1410-089-748 -
水疱内容
- V10
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- 4~6
- シェル・バイアル法
- 陰性
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備考
凍結保存は避けてください。
シェル・バイアル法について
同時に複数検体をご依頼いただく場合は、所要日数が変動する場合がございます。予めご了承ください。
容器
V10 旧容器記号 V 64
ウイルス専用保存液入り
貯蔵方法:冷蔵
有効期間:製造から6ヵ月
補足情報
V10 (旧容器記号 V 64) 検体取り扱い方法
患部ぬぐい液・水疱内容・糞便 など
滅菌綿棒でぬぐい、下図の採取方法でウイルス専用保存液に採取し、冷蔵保存してください。
尿・髄液・胸水・鼻汁 など
下図の採取方法でウイルス専用保存液と等量の検体を採取し、冷蔵保存してください。
組織
組織小片 (5mm 角程度) をウイルス専用保存液に入れ、冷蔵保存してください。
臨床意義
水痘(varicella)は,水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)感染により引き起こされる発熱と発疹を主症状とする良性の疾患である。VZVは主に経気道を通して感染し,局所のリンパ組織で増殖したのち肝臓や脾臓に達し,全身に散布される。皮膚に達したVZVは,毛細血管内皮細胞で増殖して水疱を形成し,臨床的に水痘を発症させる。ウイルスは水痘治癒後も脊髄後根神経節および三叉神経節に潜伏感染し,それが後年再活性化すると帯状疱疹(herpes zoster)となる。一般に再罹患水痘やワクチン接種後の自然水痘は軽症である。
血清学的診断法として,CF法で急性期と回復期のペア血清で4倍以上の血清抗体価上昇があれば有意と判定できる。しかし,VZVとHSVとの間には交差反応がみられるので判断は注意を要する。水痘罹患後はEIA法のIgM抗体が有用であり,初感染の反応か再感染の反応か区別ができる。また,ワクチン接種および経過観察などには,EIA法のIgG抗体および,IAHA法が有用である。また抗原検出検査としてウイルス分離,シェル・バイアル法,PCR法,FA法により抗原を検出することが可能である。
参考文献
測定法文献
紺野 謙治,他:臨床とウイルス 17 (1):89 ~ 95, 1989.
臨床意義文献
高山 道子:日本臨床 57-S3-260~263 1999